薬用貝殻は牡蠣(ボレイ)と言う。 医学

焼成してから粉砕した粉は日本薬局方に「ボレイ末」として記載の生薬である。ボレイの歴史は古く梁の陶弘景が神農本草経を修訂した『神農本草経集注』に収載されている。

現在市販されているものはマガキの左殻が普通である。「ボレイ末」は炭酸カルシウムCaCO3が主成分で、リン酸塩、他マグネシウム、アルミニウム、ケイ酸塩、酸化鉄などを含有する。薬理作用として、かき肉には、血糖低下(カキ身エキス)、免疫増強作用(中性多糖類)、牡蠣制酸などの作用があるとされる。

また処方例として、安中散、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蠣湯などに使われる。また農薬として、長期的に使用すると除草効果(雑草の根張りが悪くなる)があるとされる。

薬用以外には、天然炭酸カルシウム(牡蠣灰などとも呼ばれる)として、消しゴムの添加剤などの工業用や食品添加物、砂糖精製用助剤などに利用することも行われている。
update:2009年08月21日